俺の家から職場は電車で片道15分なんだけど、遠方から通っている人も多くて同期は片道1時間かけて車で通勤しているらしい。
流石に1日2時間も通勤に使うのは時間の損失が大きすぎると思ったから、同期に引っ越しを促す意味も込めて通勤に支払っているコストを計算する。
【結論】片道1時間の通勤は月3万円以上の損
結論から書いてしまうと年収400万で片道1時間通勤の人は、月3万円以上を無条件で手放していることになるんだ。これだと何が言いたいのか分からないから、具体的な計算結果を見てみよう。
通勤コストを計算する
「通勤コスト」とは1日の通勤時間を時給換算したときに失っている金額のことで、年収400万円で月20日勤務、労働時間と通勤時間の合計が10時間の人は、1日の通勤コストが2,600円になる。
計算式は以下のとおり。
時給 = 月収(手取り)÷ 1ヵ月の労働日数 ÷(労働時間+往復の通勤時間)
1,300円 = 26万 ÷ 20日 ÷ (8+2)時間
通勤コスト = 時給 × 往復の通勤時間
2,600円 = 1,300 (時給)× 2(往復の通勤時間)
【比較】年収・通勤時間別の通勤コスト
年収300万円から2,000万円までの人の通勤コストを表にまとめた。年収300万円で片道1時間通勤と年収1,000万円で片道15分通勤の通勤コストを比較すると、1,000万円の人の方が安くなる計算結果は驚き。
片道1時間通勤の通勤コスト
さっきも書いたけど年収400万円の人は1日2,600円を通勤コストとして支払っている。年間にすると62万4千円だから、1カ月で5万2千円もの時間的損失をしていることになる。
年収(万円) | 1日(円) | 1年(円) |
300 | 1,967 | 472,000 |
400 | 2,600 | 624,000 |
500 | 3,225 | 774,000 |
600 | 3,817 | 916,000 |
700 | 4,375 | 1,050,000 |
800 | 4,900 | 1,176,000 |
900 | 5,467 | 1,312,000 |
1,000 | 6,008 | 1,442,000 |
1,500 | 8,458 | 2,030,000 |
2,000 | 10,758 | 2,582,000 |
片道15分通勤の通勤コスト
片道15分の場合は年収400万円だと1日あたり765円とかなり安くなった。年間でも18万4千円くらい。
年収(万円) | 1日(円) | 1年(円) |
300 | 578 | 138,824 |
400 | 765 | 183,529 |
500 | 949 | 227,647 |
600 | 1,123 | 269,412 |
700 | 1,287 | 308,824 |
800 | 1,441 | 345,882 |
900 | 1,608 | 385,882 |
1,000 | 1,767 | 424,118 |
1,500 | 2,488 | 597,059 |
2,000 | 3,164 | 759,412 |
1時間と15分の通勤コストの差額
片道1時間-片道15分の通勤コストの差を求めると表のようになる。片道1時間と片道15分の通勤コストの差はバカにならない金額になることがわかった。
つまり今の家賃と片道15分圏内の家賃を比較して、月の金額より高くならなければ引っ越しを検討するべきということ。
年収(万円) | 年(円) | 月(円) |
300 | 333,176 | 27,765 |
400 | 440,471 | 36,706 |
500 | 546,353 | 45,529 |
600 | 646,588 | 53,882 |
700 | 741,176 | 61,765 |
800 | 830,118 | 69,176 |
900 | 926,118 | 77,176 |
1,000 | 1,017,882 | 84,824 |
1,500 | 1,432,941 | 119,412 |
2,000 | 1,822,588 | 151,882 |
自分の通勤時間のコストを計算してみよう
せっかくなら自身の詳細な通勤コストを知ってほしいから、俺が計算フォームを作った。年収、月の労働日数、労働時間、通勤時間、理想の通勤時間を入れると自動的に結果が比較できる。
後日、追加します。
通勤時間を減らすメリット
時間の損失以外の理由でも通勤時間を減らすことで得られるメリットは大きすぎるんだ。ここでは俺が体感している3つのメリットを紹介するから参考にしてほしい。
睡眠時間に余裕が持てる
職場に8時30分までに到着する人の事例を場合を考えてみる。片道1時間の場合は遅くとも7時30分には家を出る必要があるから朝の準備時間が40分ならどんなに遅くても6時50分には起きなければならない。
一方で片道15分の場合は、8時15分に出れば余裕で間に合う。しかも7時35分までに起きれば寝坊にならない。てことは前日の仕事が忙しくて23時に帰宅しても7時間以上の睡眠時間を確保できる。通勤時間が短ければ時間の融通が利くから柔軟な行動ができるんだ。
通勤ストレスから解放される
毎日2時間ストレスを抱えて通勤していたのが30分に短縮されるから単純計算すると通勤ストレスは1/4になる。時間の力は偉大。
自分に使える時間が増える
自分に使う時間が増えることは仕事以外に投資できるということ。趣味に費やすのもいいし、自身のレベルアップに使ってもいい。好きなことに時間を使うことで豊かな生活を送ることにつながる。使い方は無限大。
どうしても通勤時間を削れない人へ
俺の言いたいことは分かるけど、どうしても通勤時間を削れない人もいると思う。そんな人に向けて通勤時間の賢い使い方を紹介する記事を書いたから気になる人は読んでほしい。
電車通勤の人におすすめ
今後、掲載予定です。
車通勤の人におすすめ
今後、掲載予定です。
時間の価値は想像以上に高い
通勤時間で失っている時間の損失価値は想像以上に高価だと今回の記事で伝わったと思う。俺は時間は限りある資源だから1分1秒も無駄にしてほしくないと思っている。自分の時間を大切にしてほしい。だから通勤時間を短くする方法を考えよう。俺のおすすめは職場の近くに引っ越すこと。