俺は雨の日に気分が沈むことはある。朝起きて窓の外を見ると雨がしとしと降っていて、部屋の中はどんよりとした雰囲気が漂う。すると自然と気持ちが落ち込み、何もする気が起きなくなる。
こんな経験をするのは、俺を含めて多くの読者が経験していると思う。でも、この事象について具体的に考えたことがある人は、そこまで多くないと踏んでいる。というこで、この記事では俺の経験をもとに雨と気分低下の関係性を考える。
ホルモンバランスの問題
実は、雨の日に気分が落ち込むのには生物学的な理由があると言われている。晴れている日は太陽の光を朝起きてすぐに浴びる。もっと具体的には、太陽の光に含まれる紫外線が人間の体に当たっている。すると脳は気分を高める神経伝達物質であるセロトニンというホルモンを分泌する。
しかし雨の日は光に当たる時間や量が少なくなるから、セロトニンの分泌が抑制され、気分が下がることとなる。つまり、俺たちがいつも出勤前にコーヒーを飲むのに、それを忘れると1日に調子が出ないのと同じ。
心理的な問題
外的要因だけに限らず心理的な要素も大きく影響している。雨の日は強制的に外出が制限されて、屋内で過ごす時間が増える。せっかく週末は出かける予定を立てていたのに、諦めざるをえなくなる。
俺たちは計画的に物事を進めることが好きだからこそ、急に予定が崩さるとストレスになる。
そして雨音。家の中にいるのに、ずっと外から音が聞こえてくる。これだけで休日なのに落ち着かなくて気分が下がる。
個人差と対策
一方で人間というのは不平等なもので、雨の日に気分が下がると感じる人もいれば、逆にその雨音を楽しむ、内省的な時間を過ごすという形で雨の日を楽しむ人もいる。この差は何なのかまとめた。結論として、個々の過ごし方の工夫によるものだと判明した。以下は友人の具体例。
友人Aに雨の日の過ごし方を聞いてみた。彼は天気のいい休日は、友人と野外でのフットサルを楽しんでいる。しかし、雨が降ってくるとその予定は流れ、彼の計画は崩れてしまう。彼も俺たちと同様に雨音が気分を落ち込ませる要因として考えていた。だから彼は好きな音楽をスマートフォンから選んでヘッドフォンで聴く、YouTubeを見る、Nettflixを見るなど雨音が消される方法を積極的に選択している。
要するに、彼は落ち込まないのではなく、自分なりの対策方法を考え、見つけ、それを実行しているから気分が下がりっぱなしにならない。自分にとって何が心地よいのか、どんな過ごし方が自分を落ち込ませずに済むのか、その答えを見つけることが快適な時間を過ごすためには求められる。
現状を改革する
この記事で紹介した事例を踏まえて、雨の日の過ごし方を見直すことで、気分を落ち込ませないよう工夫することが大切です。
友人Aのように晴れた日と同じように過ごそうとするのではなく、動画鑑賞や読書、映画鑑賞など、雨の日ならではの過ごし方を見つけることが大切になる。これが実践できれば雨の日を「落ち込む日」から「自分時間を楽しむ日」に変えることができる。