そのシャツの素材は?と聞かれて「俺のシャツは○○がメインの素材だよ。」と答えられる男は多くない。なぜならシャツの見た目を気にする男は多いけど、素材まで気にしている男は少ないから。
しかし本当に興味を持たなくていいのだろうか。化学繊維と天然素材で作られているシャツを比較すると見た目も着心地も全く異なる。それは一般的に安価と言われるユニクロやGUですら素材によって全体の風貌が大きく変わる。
大袈裟ではない。素材は服を左右する。
少し素材に興味を持ってくれただろうか。遅くなったけどパート2となる今回はシャツの素材について紹介する。
ちなみにパート1ではシャツの襟について紹介した。まだパート1を見ていない場合は是非1度読んでほしい。きっとユニクロやGUでシャツの襟を決める時に悩まなくなる。
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綿と化学繊維の違い
綿は基本的にコットンと呼ばれている。前回の襟がカラーと呼ばれているのと同じだと思えばいい。しかし商品名で「コットン」と記載されていてもタグを見ると「綿」と記載されていることが多い。そのため「綿=コットン」と覚えてほしい。
綿は説明不要かもしれないけど写真のような木綿などから生産されているものだ。天然素材だから化学繊維と比較して肌触りや風貌に優れている。一方でポリエステルと比べると乾きにくく、しわになりやすい。Tシャツに多く使われている素材がコットン。これだけ知っていれば大丈夫。
次は化学繊維について説明する。一番多く目にする素材はポリエステルだと思う。
ポリエステルの特徴は、
・耐久性が高い
・しわになりにくい
・すぐに乾く
・保管がしやすい
などが挙げられる。雑に管理しても問題ない素材がポリエステルと頭に入れておけばいい。
ポリエステル以外ではナイロンやレーヨンという名前の化学繊維を目にする機会が多いかもしれない。しかし化学繊維の種類と特徴を覚えるのは大変だから今は覚えなくても大丈夫。最初はコットンとポリエステルの違いだけ知っていれば後からどうにでもなる。
ここで天然繊維と化学繊維で優劣があると錯覚しないように注意してほしい。どっちの素材も特徴は異なるから、あくまでも好みの問題だと俺は思ってる。あと肌が弱い人は化学繊維が着れない可能性があるからタグは購入前に1度確認してほしい。
素材の種類について
ユニクロやGUで多く使われている素材の種類について説明する。初めに代表的な素材に目を通してほしい。
・オックスフォード
・ブロード
・フランネル
・スーピマコットン
・エクストラファインコットン
・コーデュロイ
・デニム
多いな!と思った人がほとんどだと思う。しかし心配無用。マーカーが引いてある名前を優先的に覚えるだけで最低限の会話はできる。つまり4つだけ覚えればシャツの素材を選べるようになるってこと。
次は7つの素材について個別に解説していく。
オックスフォード
百聞は一見に如かずということで、オックスフォードシャツの写真を見てほしい。写真は2枚ある。1枚目は全体の写真で2枚目は素材の雰囲気を感じるための写真だ。
何となく「普通だな」と感じる人が多いと思う。その通り。この素材は定番中の定番だから普通と感じる方が一般的だろう。特徴は2枚目の写真を見れば気付く人がいるかもしれない。よく見ると小さな斑点のようなものが見える。これがオックスフォードシャツの特徴。触ってみると少しだけザラザラしている。そのため通気性が高く、肌触りがいい。そして着心地もいい。
ど定番のシャツだから1枚は持っておいて損はないシャツだと俺は思う。
ブロード
次はブロードシャツの写真を見てほしい。オックスフォードシャツと同じように2枚の画像を用意した。
写真からも分かるように、オックスフォードシャツよりもツルツルとした素材になっている。上品な光沢感があり、肌触りも優しい。オンでもオフでも使える素材だから汎用性も高い。こちらも定番的な素材と言えるから1着持っていて損はない。
個人的に今回紹介する素材の中で一番好きな素材。
フランネル
3つ目はフランネルシャツの写真を見てほしい。
この素材は暖かくて軽いことが一番の特徴となる。写真から伝わるように毛羽立ちが見られる素材であるため他の記事よりも温かみのある風合いになっている。そして頑丈だからガシガシ使っても問題ない。
おすすめに挙げなかった理由は単純に着れる季節が短いから。秋と冬では着ることができるけど春と夏は少し厳しい。しかしおしゃれな人ほどフランネル素材を活かしているから覚えておいて損はない。
スーピマコットン
次はスーピマコットンを見てほしい。1枚だけ画像を用意した。
写真から伝わるように他の素材よりも高級感を感じることができる。なぜならスーピマコットンは高級素材だから。そのためUNIQLOでも多くの商品でスーピマ素材を取り扱っている訳ではない。そして少しだけ値段が高くなる。
しかし値段以上のクオリティが楽しめるのがスーピマ素材だと思う。肌触りは良好で耐久性も担保されている。目にした際は是非1度手に触れてみるといいだろう。初心者でも素材の違いを体験できるはずだ。
一方で洗濯後にしわが付くことが難点。初めの1着ではなく数着目のシャツとして購入することを勧める。
エクストラファインコットン
次は個人的に一番おすすめできる素材。エクストラファインコットンを見てほしい。
この素材は正直言ってUNIQLOシャツ素材の王様だと思う。ここまで言うのも、世界で収穫される綿の年間生産量のうち3%しか取れない「超長綿」という綿を素材として使用しているシャツだ。つまり最高品質の天然素材を使ったシャツがエクストラファインコットン。
いや、ヤバいでしょ。
俺も何種類か購入しているけど、とにかく使い心地がいい。見た目がカッコいい。そして種類も多い。同じクオリティのシャツを他で買うなら2990円で絶対に買えない。本当におすすめできる素材。
コーデュロイ
あと2つ。次はコーデュロイを見てほしい。ここからは売っている種類が少ないから覚えるのは後回しでいい。
この素材の特徴は表面に凹凸があること。秋と冬に着ると季節感を簡単に演出することができる。それだけ覚えればOK。
デニム
最後にデニムについて見てほしい。
デニムについては説明不要だろう。このシャツは使い込むほど味が出てくる。最も男性らしいシャツの1つではないだろうか。
まとめ
今回は7つの素材について紹介した。これらを知っていれば素材の違いで悩むことはなくなると思う。そして記事を読んだことで好みの素材を見つけることができたなら俺は嬉しい。
これから店に行って服を購入する人は、いつでも見直せるようにブックマークをしてほしい。他の素材も紹介してほしい場合は下のコメントフォームから伝えてください。
個人的に使いやすい素材ランキングは
シャツの使いやすさ
- エクストラファインコットン
- ブロード
- オックスフォード
- スーピマコットン
だと思っている。
あなたの服選びに少しでも力になれたら幸いです。
余談:基礎知識は軸になる
パート1では服の基礎知識があると服選びの軸が持てるようになると最後に伝えた。
この理由を今回の余談にする。パート1とパート2を読んでくれた人は、シャツの襟と素材について知ることができたと思う。そして何となく自分が好きなシャツを見つけることができた人もいるだろう。それが自分が服を選ぶ時の軸になる。好きなシャツを1着選んで、それに合ったパンツや靴を合わせる。そうすると一気に服装に気を使っている感じが演出できる。これは清潔感にも繋がるから非常にいいことだと思う。
パート1は下から読めるから是非1度読んでほしい。
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