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AIは人間の文章力を超越できない

chat GPTを筆頭としたAIに世間の注目は集まっている。彼らの生成する文章の質は非常に高いから人間よりも良い文章が書けるとも思われている。だけどAIの文章は、学習データに基づいて機械学習アルゴリズムを使って生成されているだけなんだ。

だからAIは、ある程度、人間が書いた文章のスタイルやトーンを模倣できるけど、人間が作る文章を本質的に超えることはできない。その理由と人間がAIに対抗できる点をこの記事で示していく。

感情と経験の理解

AIは人間のような感情や体験を持つ能力を備えていないんだ。俺たちが文章を書くときは、著者の感情や体験を反映するけど、AIはこれらの体験を理解したり感じたりする能力がない。

仮にAIが感情的な言葉を使用しても、それは学習データにもとづいた模倣に過ぎないから実際の感情の理解しているわけではない。

創造性

人間の脳は新しいアイデアや概念を創り出す能力があるけど、AIは基本的に既存のデータに基づいてパターンを学ぶ。

だから、AIは新しいアイデアを創出することが困難だし、創造させる場合は元の訓練データに強く制約される。結局、使う側の知識量に左右される。

微妙な表現と伏線を読み取ること

俺たちは文章を書くときも、会話をするときも白黒はっきりさせないことが多い。この微妙なニュアンスはAIが理解することが難しい部分なんだ。

というのも俺たちが会話で発する言葉は今までの経験や背景、文化、体験に基づいて選ばれているから。AIは文章を学習しているだけだから、思考回路を読み取ることはできない。

つまり微妙なニュアンスや伏線を完全に理解して表現することは難しいと言える。

文章の流れを理解すること

俺たちは一連の出来事や会話をするときに、文脈や心情を理解することができる。誰でも無意識にしている。

でも、AIは広く複雑な文章を完全に把握するのは難しい。だから彼らが作る文章は時として不自然や不適切になることがある。

人間の存在価値

ここまでの理由から、AIは高度に洗練された文章を生成することができるけど、それが人間が作る文章を超えることは難しいことが分かったと思う。

簡単にまとめると、俺たちの思考、感情、創造性、そして経験は文章に独特の深みをもたらしているから、これらはAI技術では再現できないということ。

一方でAIは人間を悠々と越える能力をいくつか持ってる。特に、以下のような領域で人間を凌駕するから、この領域では戦わないのが吉。

大量データの処理能力

当たり前だけど、AIは大量の情報を素早く処理できて、複雑な計算を即効で実行できる。人間が読むのに数年かかるような大量のテキストデータを分析し、そのパターンを学ぶことができる点は俺たちには不可能。

無限の体力

AIは24時間365日疲れることなく、同じレベルの効率性で作業を続けることができる。つまり人間が単純作業でAIに勝てる可能性は微塵もないということ。

100%正しい記憶をすること

人間と違って忘れる能力がないから、記憶の喪失や歪みを経験しない。つまり学習した情報は完璧に覚えており、必要に応じて引き出すことができる。

複数言語の理解

多数の言語を学習し、それらを互いに翻訳する能力がある。ここまでAI技術が発達したなら、英語が読めなくてもAIに問いかけるだけで8割くらいの精度で多言語の情報を手に入れることができる。しかも、google翻訳よりも精度が高くても字数制限も緩い。

人間が学ぶという点では、AIを活用することが最も効率のいい方法なのかもしれない。

AIの利点と欠点

AIの利点は大量データ処理能力、疲れることなく持続的・一貫したパフォーマンス、エラーのない記憶、多言語理解などが挙げられる。

しかし、情や経験の理解、創造性、文脈の理解、文章の流れの理解といった人間特有の能力を超えることは困難。

なんでもかんでもAIに頼るのではなく、強みを活用しながら人間の洞察を補完することが今後の俺たちの生存戦略になる。

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ひろし

コスパ最高の日用品や誰でもできる節約方法を紹介するブログ。手取り16万円。車持ち。一人暮らし5年目。生活費の内訳を掲載しています。趣味はスボラ料理とスポーツ観戦。

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